上川タイム

日本サッカー界を代表する審判であるとともに、厳格なジャッジでも知られる上川徹氏を、暖かい眼(?)で見守るブログ♪

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第3節:フラワーパーク

 昨日はJ1第3節が行われた。代表戦明けということもあり、代表選手を
多く抱えるチームは不利だったかもしれないが、そろそろ出遅れたチーム
も含めて本調子に近づいてこなければきついところか。



第3節の結果■■


   ガンバ大阪 2-1 東京ヴェルディ
      主審:扇谷 健司(SR)

 清水エスパルス 0-0 大宮アルディージャ
      主審:東城 穣(SR)

    FC東京 3-3 京都サンガ
      主審:小川 直仁

川崎フロンターレ 2-0 ジェフユナイテッド千葉
      主審:前田 拓哉

   柏レイソル 1-2 コンサドーレ札幌
      主審:西村 雄一(SR)

   浦和レッズ 3-0 アルビレックス新潟
      主審:松尾 一(SR)

鹿島アントラーズ 2-1 横浜F・マリノス
      主審:穴沢 努

名古屋グランパス 2-1 大分トリニータ
      主審:吉田 寿光(SR)

 ヴィッセル神戸 3-2 ジュビロ磐田
      主審:村上 伸次(SR)




 筆者は、FC東京の主催試合としては、今季初の味スタ遠征。天気は
あいにくの小雨。

 会場の雰囲気は昨季から特に変わったところはないが、U自由席の配
席が変更になっていて、昨年よく観戦したあたりで観戦することはできな
くなった。残念だ。


 試合中の会場の様子↓

     ajista20080330.jpg


 主審の小川直仁は右下に写っている。ちなみに、昨年1回遭遇したの
で、2回目の遭遇ということになる。ピッチコンディションは悪かったが、
も少なく、まずまず無難に裁いていたように思う。


 味スタ近辺には、特に桜がどうこうという場所も見当たらなかったが(ゆ
っくり歩けばいろいろとあるのかもしれないが)、夜に録画中継で見たレ
イソル-コンサドーレで、スタンドの向こうにきれいな桜が見えていた。な
かなかよい。



 さて、今週はミッドウィークにも試合があるが、平日なので19時開始と
いうことになる。寒そうだ・・・。
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  1. 2008/03/31(月) 18:38:11|
  2. 試合結果
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今週は・・・

 今週(明日)は味スタに遠征予定。

 ナビスコカップのヴェルディ-ジュビロには足を運んだが、FC東京の主
催試合は今季初遠征。久々に見るサンガがどのようなサッカーをするの
かも楽しみだ。




 もちろん、審判もな。
  1. 2008/03/29(土) 15:07:34|
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上川徹、連載記事

 少し書くのが遅れたが、今週発売の『サッカーダイジェスト』には、隔週
連載の「上川徹の18条」が掲載されている。
(伊藤宏樹と寺田周平の対談も興味深かったが・・・。)


 今回は連載の第4回だが、サッカーの試合において、を出すことの
意味について上川徹自身が綴っているという意味で、大変興味深い内容
になっている。


 最新号の内容(しかも記名記事)なので、ここでの引用は控えるが、興
味のある方はぜひ一読を。
  1. 2008/03/27(木) 14:42:56|
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ナビスコカップ(予選第2節)の結果

 昨日はナビスコカップの予選第2節が行われた。


ナビスコカップ(予選第2節)の結果■■


Aグループ

    ヴィッセル神戸 0-1 名古屋グランパス
         主審:柏原 丈二(SR)

      京都サンガ 3-3 浦和レッズ
         主審:村上 伸次(SR)

Bグループ

     ジュビロ磐田 0-2 FC東京
         主審:鍋島 將起

    東京ヴェルディ 0-0 清水エスパルス
         主審:松尾 一(SR)

Cグループ

   コンサドーレ札幌 2-1 川崎フロンターレ
         主審:奥谷 彰男

ジェフユナイテッド千葉 1-1 柏レイソル
         主審:野田 祐樹

Dグループ

  大宮アルディージャ 0-0 横浜F・マリノス
         主審:佐藤 隆治

    大分トリニータ 3-0 アルビレックス新潟
         主審:高山 啓義




 NACK5に初遠征しようかと思っていたが、他にすべきことがあったの
で遠征できず。

 そんな場合に限って、昨シーズン遭遇できなかった主審の1人の佐
藤隆治が、その試合の主審だった。まあ、よくある話だ。シーズンは長
いので、どこかで遭遇する機会もあるだろう。

 J1第3節が行われる次の週末あたりは、桜の咲き具合はどんな感じ
だろうか。花見を兼ねることができるような会場に足を運びたいものだ。
あまり思い浮かばないが。
  1. 2008/03/24(月) 20:34:08|
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ナビスコカップ(予選第1節)の結果

 春分の日にナビスコカップが開幕。春を告げる日だけに前途洋洋と行
きたいところだ。



ナビスコカップ(予選第1節)の結果■■


Aグループ

 名古屋グランパス 0-1 京都サンガ
       主審:山西 博文

    浦和レッズ 0-1 ヴィッセル神戸
       主審:西村 雄一(SR)

Bグループ

  東京ヴェルディ 0-2 ジュビロ磐田
       主審:吉田 寿光(SR)

  清水エスパルス 3-1 FC東京
       主審:村上 伸次(SR)

Cグループ

 川崎フロンターレ 0-2 ジェフユナイテッド千葉
       主審:扇谷 健司(SR)

    柏レイソル 1-1 コンサドーレ札幌
       主審:穴沢 努

Dグループ

 横浜F・マリノス 1-0 大分トリニータ
       主審:松尾 一(SR)

アルビレックス新潟 2-2 大宮アルディージャ
       主審:前田 拓哉




 筆者は味スタに遠征。

 あいにくの雨天だったが、味スタは屋根があるということで油断してい
たら、生命の危険を感じるほどの寒さだった。

 さすがにそれは大げさか。


 主審はスペシャル・レフェリーの吉田寿光(SR)。ピッチ走法っぽいので、
このようなピッチコンディションでは強みを発揮するといえるかもしれない。
寒さに強いかどうかは定かではないが、まあ、冬眠が必要なほど寒さが
苦手ということはないだろう。


 会場はこんな感じ↓

     ajinomoto20080320.jpg



 1階スタンドの前の方は屋根がかかっていないので、サポーターも後方
の席に陣取っている。



 昨年も、似たような時期に、似たような天候下で行われたFC東京-ジ
ュビロを観戦したが、そのときも同じくらい寒かったという記憶がある。

 その試合は、退場者が出て数的不利になったジュビロが、集中力を
切らさずに、見事な気合で守り続け、数少ないセットプレーのチャンスを
活かして1-0で勝ったわけだが、上田康太のFKに、チャンスはここしか
ないとばかりにゴール前まで上がった鈴木秀人が、ものすごい気合で
(まるで何か「#☆ネ@%*!」叫ぶかのように)飛び込んできた姿が
今でも印象深い。昨年観戦した試合の中でも最も記憶に残る試合の1
つだと思う。

 今年も記憶に残る試合を見たいものだ。
  1. 2008/03/21(金) 17:12:52|
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第2節:春宵一刻値千金

 この週末はJ1第2節が行われた。



第2節の結果■■


    大分トリニータ 2-0 柏レイソル
         主審:奥谷 彰男

      浦和レッズ 0-2 名古屋グランパス
         主審:扇谷 健司(SR)

     ジュビロ磐田 3-0 ガンバ大阪
         主審:東城 穣(SR)

    ヴィッセル神戸 4-1 川崎フロンターレ
         主審:岡田 正義(SR)

   コンサドーレ札幌 1-2 横浜F・マリノス
         主審:柏原 丈二(SR)

  アルビレックス新潟 2-3 FC東京
         主審:佐藤 隆治

ジェフユナイテッド千葉 1-2 清水エスパルス
         主審:高山 啓義

      京都サンガ 2-1 大宮アルディージャ
         主審:松尾 一(SR)

    東京ヴェルディ 0-2 鹿島アントラーズ
         主審:村上 伸次(SR)




 筆者は、埼スタに遠征。

 暖かくて心地よいという点で予想通りだったが、花粉の量も予想通り
で、その意味では、まったく嬉しくない。


 主審は扇谷健司(SR)だった。天皇杯決勝の主審を務めた有望株。


 帰宅してから映像で見た感じでは、去年よりも試合中の表情が柔和
になったような気がするのだが(もちろんすべての時間帯というわけで
はない)、フェイスコントロールだろうか。
  1. 2008/03/17(月) 19:56:33|
  2. 試合結果
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今日

 先日の件についていただいた多くのコメントについて、やっとリプライを
書くことができた。この遅さは怠慢の至りだ・・・。



 今日は、埼スタへ行くことに。しかも絶好の好天。

 花粉だけが気がかりだが。



 審判員は誰かな・・・。
  1. 2008/03/15(土) 11:40:40|
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雑誌記事など

 雑誌記事について書いたので、関連していくつか。


 サッカー関係の専門誌といえば、大手は昨日も書いた『サッカー
マガジン』と『サッカーダイジェスト』ということになろうが、それ以外
にもいくつかの雑誌が刊行されている。


 月刊誌になってまだ1年とのことだが『J'sサッカー』という雑誌(現
在書店に並んでいるピンクの表紙の号)には、「2008審判本」という
特集が掲載されている。

 「本」とはいっても、雑誌に綴じ込まれているので、一般の特集と
大差ないが、内容的には、岡田正義(SR)と東城穣(SR)の対談形
式の「スペシャルレフェリーinterview」や「審判員の試合日の1日
を知ろう」、あるいは「審判なんでもQ&A」など、なかなか充実した
構成になっている。もちろん「審判員名鑑」もある。筆者が衝動買
いしたのは言うまでもない。



 また、『季刊サッカー批評』では、アルゼンチンの審判事情につい
て興味深い記事が掲載されている。

 行われているサッカーのタイプが異なれば、審判員に求められる
資質も異なるということが示されており、興味深い。日本の審判に
ついて考える場合も、つねに客観的に相対化した考え方をしなけ
ればならないと、痛感する次第だ。

 もちろん、この人の話題も出てくる↓


     elizondo002.jpg

     elizondo005.jpg
  1. 2008/03/13(木) 16:51:18|
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ゼロックススーパーカップ、その後

 ゼロックス・スーパーカップでのできごとに関して、その後の展開につ
いて触れておく。


 まず、JFAでの記者会見における審判委員会の側の見解について、
JFAのHPで紹介されている。


 → JFAのHP


 また、この記者会見に関する報道も多くあったが、この件については
マスコミ報道を通して考えることにより示唆的な知見が得られるとはど
うも思えないので、記事の引用はしない。(記者会見には上川徹も同
席しており、写真にも写っていたので、「上川タイム」というブログの性
格上、紹介したいという気持ちもあるのだが。)



 そして、この件について、昨日発売のサッカー専門誌に記事が掲載
されている。もちろん、サッカー専門誌もマスコミなわけだが、さすがに
専門誌だけあって、まじめに考えているという印象を受ける。

 そのうち、『サッカーダイジェスト』については、「ゼロックススーパー
カップ「家本主審ジャッジ問題」に迫る! こんな騒動、二度と御免だ!」
といういささかセンセーショナルなタイトルのもとに、2ページにわたって
解説記事が掲載されている。(タイトルはセンセーショナルだが、ジャッ
ジ内容を一方的に論難する内容ではない。)

 また、同誌には、上川徹による「上川徹の18条」も隔週連載されてい
るが、今号に掲載されている第3回でも、ゼロックススーパーカップに
ついて触れられている。

 詳細は現物を手にとって読んでもらうのがよいと思うが、同記事の
後半にある、

  「この試合は、どうすれば審判員が失敗を恐れずに安心して笛を
  吹けるのかに始まり、次世代の人材をどう育てていくのか、さらに、
  審判員という存在の意義は何なのかというテーマを考える契機と
  なった。現在日本には20万人の審判登録者がおり、そのなかでは
  ユース審判員も夢に向かって努力をしている。そうした人びとのた
  めにも、一過性のできごととして済ませるわけにはいかない。」

という悲壮な決意とも受け取れる箇所は、今回のできごとを悲しみを
もって受け止めた人々に対し、一縷の希望となり得るかもしれない。



 『サッカーマガジン』でも同じような趣旨の連載が始まったが、『サッ
カーダイジェスト』では、上川徹も登場しているので、以上ではそちら
を優先的に取り上げた。
  1. 2008/03/12(水) 16:39:41|
  2. その他
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第1節:希望

 いよいよ2008年度のJリーグが開幕。


 だんだん暖かくなってきたし、花粉は憎々しげに(?)飛んでいるが、それ
でも、週末には試合があるという期待感は、この時期ならではだろう。



第1節の結果■■


    ガンバ大阪 0-0 ジェフユナイテッド千葉
       主審:佐藤 隆治

 名古屋グランパス 1-1 京都サンガ
       主審:前田 拓哉

     FC東京 1-1 ヴィッセル神戸
       主審:穴沢 努

 横浜F・マリノス 1-0 浦和レッズ
       主審:吉田 寿光(SR)

  清水エスパルス 1-2 大分トリニータ
       主審:扇谷 健司(SR)

 鹿島アントラーズ 4-0 コンサドーレ札幌
       主審:岡田 正義(SR)

    柏レイソル 2-0 ジュビロ磐田
       主審:松尾 一(SR)

 川崎フロンターレ 1-1 東京ヴェルディ
       主審:西村 雄一(SR)

大宮アルディージャ 2-0 アルビレックス新潟
       主審:片山 義継




 筆者は、中継、録画中継などでF・マリノス-レッズ、フロンターレ-ヴェルデ
ィ、アルディージャ-アルビレックスの3試合を観戦。主審は順に、吉田寿光
(SR)、西村雄一(SR)、片山義継だった。

 例年のこととはいえ、開幕直後の時期は、チームの完成度が高くなく、それ
がジャッジを難しくしている感がある。観戦した3試合についても、レッズ、フロ
ンターレあたりが調子を上げてくるのはこれからだろう。そうした状況下では、
選手もストレスを感じることがありそうだが、そのあたりをうまくマネージメント
する必要があるのかもしれない(選手本人の側と、試合を裁く審判員の側の
双方が)。
  1. 2008/03/11(火) 11:18:12|
  2. 試合結果
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速報:J開幕

 いよいよ2008年度のJリーグも開幕。

 筆者は今節は現地観戦せず、テレビ観戦にて静かに開幕を迎える予定
(場合によってはテレビの前で絶叫するかもしれないが)。



 とりあえず今日(現段階で審判が判明する試合)の速報を。


 万博のガンバ-は佐藤隆治。

 豊田スタジアムのグランパス-サンガは前田拓哉。

 開幕戦の観客動員記録が注目されている、日産スタジアムのF・マリノス
-レッズは吉田寿光(SR)。

 味スタのFC東京-ヴィッセルは穴沢努。ちなみに、この会場の昨年の開
幕ゲームも穴沢努だった。
 付け加えると、FC東京からヴィッセルに移籍した鈴木規郎は、今日はベン
チスタート。


 ここまでは、若手・ベテランがバランスよく配置されている。



 なお、J2の3試合は、村上伸次(SR)、野田祐樹、池田直寛が担当。



 それ以外の試合はまだ判明しない。この後、テレビ観戦するのでこの後
は速報はしないと思う。
  1. 2008/03/08(土) 12:26:34|
  2. 速報・経過
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無題

 現代社会の病理のような現象を目の当たりにしてから少々時間が
経過した。

 Jリーグの開幕が近づいてきたが、どうもすっきりとしない。

 というわけで、開幕戦は観戦に行かないことにする。



 (いただいたコメントへのリプライは、近いうちに書く予定。)
  1. 2008/03/05(水) 19:07:17|
  2. その他
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ゼロックス・スーパーカップの結果

 昨日はJリーグ開幕1週前の恒例といえるゼロックス・スーパーカップ
が行われた。



ゼロックス・スーパーカップの結果■■

鹿島アントラーズ 2-2 サンフレッチェ広島
        PK:3-4
      主審:家本 政明(SR)



 最近は、この試合を担当した主審が翌年元日の天皇杯決勝を担当
している、いわば「出世試合」だ。今年は家本政明(SR)が主審を務め
た。飛躍の年にしてほしい。



 報道ではこの試合について、「荒れた」とか「大荒れ」とか言われて
おり、「後味が悪い」などの評価も散見される。そして、これもお決ま
りといえるが、荒れた事実をすべて審判員のせいにする論調がほとん
どだ。

 本ブログは審判員の視点から書いているが、だからといって無批判に
審判側を擁護する気は毛頭ないし、実際、昨日の試合が荒れた原因に
審判員が無関係だったということもないと思う。しかし、まともに考える
こともせずに、すべての原因を審判に押し付ける論調に、著しい嫌悪感
を覚える。どこまでが審判のせいで、どこからは審判に帰することがで
きない要因なのか十分に考えなければ、真因の究明にはつながらない
し、ひいては日本全体のジャッジの向上にもつながらないだろう。

 そう考えて、あえて一文を草することにした。



 まず、アントラーズのゴール前でサンフレッチェにPKが与えられたシ
ーンについては、VTRで確認する限り、言われているように誤審である
可能性もあるように思う。誰が倒しているのかよくわからないし、倒さ
れた(倒れた?)久保竜彦が苦笑いしていたという証言も紹介されてい
た(ただしこの信憑性は怪しいが)。青木が倒したとされているが、そ
のように見るのは難しいかもしれない。ゴール前に多くの選手が密集し
ており、判別しづらかった可能性もあるが、もし誤審だとすれば、今後
はそれが起きないように、ポジショニングの更なる改善などを含めて、
精進してもらう他ないだろう。

 次に、最も議論を呼んでいる、PKのやり直しについて。

 まず、細かすぎるという批判があり得る。そして、当事者の曽ヶ端
のコメントは、その点を主張しているといえる。しかし、「細かいこと」
=「悪いこと」という等式は成立しない。細かいことと大雑把なことの
間に優劣関係はなく、ただ、多数のチームが長期間にわたって戦う
シーズンで、チーム間の平等を保つためには、各審判員の間で基
準が統一されている(同じ細かさ、ということ)ことが重要だが、それ
は個々の審判員にどうにかできることではなく、審判員全体を対象
とした研修などで確立していくべきことだ。ある1試合の中で主審が
すべきこととしては、細かいなら細かいなりに、大雑把なら大雑把な
りに、一貫性(時間、チーム間、個人間、等)を保つことだろう。家本
政明(SR)のPKに対する判定は、細かいなりに一定の基準で判断し
ていた(副審も堂々と判定していた)。どこに問題点を見出せばよい
のだろうか。

 フィールド上でのファウルについても付け加えておけば、概ねは、
同じような基準にのっとって判定されていたように感じる。が出さ
れたプレーは、ほとんどが危険極まりないファウルで、が妥当な
ものだった。

 PKに話を戻すと、結果的にアントラーズに不利になったということ
も言われている。そもそも事前の判定について考えることが重要で、
結果論で議論することには論理的な意味はないのだが、一応触れて
おく。試合中のPKについては決められたPKがやり直しになったのだ
から、むしろ結果的にはアントラーズに有利になっている(2回目も決
められたが)。そして、最後のPKで2回やり直しになっていて、ともに
止めたPKがやり直しになった上で決められているから、アントラーズ
に不利、という評価がされているものと思われる。しかし、1回目(試
合後のPK)の段階でどこがジャッジの対象になったのかについて説
明を受けているはずだし、曽ヶ端ほどのベテランであれば、次に同じ
ことを繰り返さないように、審判員(この場合は副審?)に当然確認
しているだろう。それでも同じことを再度繰り返してしまったわけで、
審判員としては、これを取らないわけにはいかないのは当然だ。もち
ろん、GKにも難しいスキルがあって、慣れたやり方をしなければ十
分な力を発揮できないのかもしれない。しかし、1回目のやり直しで
判定基準が示された以上、以後のPKにも、それと同じ基準が適用
されるのが当然で、それに適応するかどうかは選手の選択次第だ。
その意味で、「不利な『結果』」ということはできても「不利な『ジャッ
ジ』」ということは、どのように理屈づけても難しいだろう。

 なお、ここまでの議論に関連して、2年前の騒ぎを引き合いに出し
て、家本政明(SR)が「一貫したジャッジができていない」などとも言
われているが、むしろ一貫して厳密な判定をしたというべきで、あま
りに厳密なジャッジの是非が今後論点になることはあり得るが、い
くら同一人物に一貫性の欠如が問題視された過去があったとしても、
それを持ち出すのは正当な議論の進め方ではない。なお、「厳密な
ジャッジの是非」と書いたが、言うまでもなく、これは善悪という判断
基準とは独立の基準だ(ここまでの内容を踏まえれば誤解を招くこと
はないと思うが)。


 試合後の荒れ模様についてもずいぶん報道されたが、審判員が
悪いならどんな悪態をついてもかまわない、という行動規範は決し
て許容されない。仮に審判員が悪かったとしても許容されないと筆
者は思うが、いわんや、審判員が悪いということが確定しているわけ
ではい場合はなおさらだろう。の枚数が多いとも言われているが、
試合後の3枚を除けば、アントラーズの選手に出されたのは、あの
GKへの悪質なプレーを含めても高々4枚だ。(サンフレッチェは追
いつくために激しくプレーした結果か、5枚受けている。ただし、多く
は妥当なジャッジ。)

 アントラーズを代表する選手である小笠原は「Jにも影響がある
のに、あそこまでやる必要があるのか。一番冷静でなければならな
い人が感情的になった」と漏らしたと報道されている。報道されて
いるとおりに本人が発言したとすれば、まるで今日風な「主審は空
気を読め」と言わんばかりの発言だが、試合後にあんな状況にされ
て、そこで冷静さを保てなかったとして、それが一般的に審判員の
責任とされるべきことなのだろうか(ただし試合中にどのような精
神状態だったのかはわからない)。そこまで、超人的に強い精神力
があれば、それに越したことはない。しかし、それは全員に強要で
きる水準ではない。また、ここで「空気を読んで」なあなあなジャ
ッジをして、どのようにサッカー界が良い方向に向かうのか教えて
もらいたい。私のような凡人には想像も付かない。


 夜のスポーツニュースで、Jリーグチームの監督も経験したこと
のある某コメンテーターが「問題を起こすのはいつも同じ審判だ」
というようなことを言っていた。「試合が荒れた」のは事実だが、
審判が起こした問題だという根拠はどこにあるのか。検討を進めれ
ばそういう結論になる可能性ももちろんある。それを否定する気は
ない。しかし、そのコメンテーターが、じっくりと問題について熟考
して、現段階で正しいと言えると確信するに至った内容を、誤解
のないように伝える努力をするという義務を果たしたとはまったく
感じられない。極めて残念に思う。





 以上を全体的に踏まえたとき、松崎康弘(審判委員長)の、「ひ
とつひとつは大きく間違っていない」が、「十分に試合をコントロー
ルできなかった。選手の信頼を得られなかった」という評価はある
程度妥当だろう。

 1回目のPKについては、誤審の可能性もあり、その場合は審判員
の責任ということになろう。また、注目度の高い大一番を任されてい
るのだから、松崎康弘が言うように、個々のジャッジの妥当性という
レベルを超えて、選手の信頼を得られるようなゲームコントロールが
できればさらによかったという意味で、主審に一定の非があるのは
確かだろう。厳しい判定基準が、翻ってゲームコントロールを難しくす
るという面もあるように思うから、そういった点も踏まえて、審判員全
体としての判定基準をどの程度にするのかを検討していかなければ
ならないことも確かだろう(この点は1人の審判員にどうにかできるこ
とではない)。

 しかし、客観的に考えて、審判員のせいにできるのはそこまでであ
って、荒れた原因を全て審判員に帰するかのような論調は、いかよう
にしても正当化できないといえよう。 
  1. 2008/03/02(日) 16:06:22|
  2. 試合結果
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プロフィール

 ミハイロビッチ♂

Author: ミハイロビッチ♂

●サッカーとプリンをこよなく愛する

●「ヒデ」といえば中田英寿ではなく橋本英郎

●ガンバの中盤は遠藤でも明神でもなく英郎が支えていると信じる

●だからといってガンバファンではなくグランパスファン

●しかし名古屋市民ではない(エビフライは好き☆)

●馬は逃げ馬に限る(タップダンス♪タップダンス♪)

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