上川タイム

日本サッカー界を代表する審判であるとともに、厳格なジャッジでも知られる上川徹氏を、暖かい眼(?)で見守るブログ♪

Time to Say Goodbye

 今年のJリーグも最終節を残すのみとなったが、ここに来て、各チームでベテ
ラン選手が戦力外となるというニュースを立て続けに耳にした。プロのスポーツ
競技なので、仕方のない面はあるものの、やはり寂しい気がする。

 もっとも、今日まで現役としてプレーしてきたベテラン選手は、長期間にわた
る競争に勝ち残ってきたわけで、現役生活が彼らよりも短い選手は遥かにたく
さんいることを踏まえれば、すでに現段階で幸せなのかもしれない。

 とはいえ、日本サッカー界にとっての功労者でもある彼らが新天地を見つけ、
満足いくまでの現役生活をまっとうできるよう祈りたいところだ。



 プロのサッカー選手が過酷な職業であることはいうまでもないが、審判も体力
的に過酷な仕事なのはもちろんのこと、精神面でも大変なプレッシャーがある
ことを踏まえれば、その仕事をどれくらい長く続けることができるものなのか考
えておくことも、あながち無駄ではないだろう。

 そこで、10年前のJリーグ審判の顔ぶれと現在のそれを比較することで、審判
の寿命というものを考えてみることにする。ちなみに、用いた資料は『Jリーグオ
フィシャルガイド1997』(小学館)。


 同書に掲載されている審判員のうち、主審は以下の20名(掲載順)。

   菊地秀夫   1948
   大野辰巳   1952
   太田 潔    1956  ●
   岡田正義   1958  ○
   濱名哲也   1953
   砂川恵一   1957  ○
   布瀬直次   1956  ●
   松崎康弘   1954
   小川佳実   1959  ●
   田中賢二   1948
   小幡真一郎  1952
   梅本博之   1954
   片山義継   1959  ○
   柿花和夫   1954
   辺見康裕   1958  ○
   田辺宏司   1959  ○
   上川 徹    1963  ○
   北村央春   1958  ●
   深沢卓司   1961  ●
   松村和彦   1963  ○


 名前のうしろの数字は生年なので、1955年以前に生まれている場合は、そもそ
も今年の年齢はJリーグ審判の定年を上まわっている。なので、それ以下の年齢
の審判員のうち、どれだけの審判員が現役を続けているかを考えなければなら
ない。上記では、現役を続けている審判員を○、続けていない審判員を●で示し
た。続けているのが7名、続けていないのが5名となる。

 これを多いと見るか少ないと見るかは、見解の分かれるところだろう。

 この段階ではJリーグ審判員にプロ制度は導入されておらず、全員が何らかの
本業を抱えていたこともあり、やむを得ない事情により審判を続けられなかった
可能性もある。もちろん、ジャッジの質が高くなかったため、続けたくても許され
なかったということもあり得る。

 ここで、そうした事情に踏み込むのは本意ではないのでこれ以上書かないが、
努力を怠らず、質的に一定のレベルを保っている審判員が、永く現役を続けるこ
とができるような制度整備を期待したいと思う。

テーマ:Jリーグ - ジャンル:スポーツ

  1. 2006/11/30(木) 18:07:32|
  2. その他
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:12
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コメント

プロ

こんばんは。

各チームのベテラン選手の解雇などが報道されておりますが、サッカーで給料が貰うという事がどれだけ大変なことかわかりますね。

僕もいつ会社から解雇を言い渡されるかが不安です。v-12
  1. 2006/11/30(木) 20:56:29 |
  2. URL |
  3. Tomo #JNrjWVGA
  4. [ 編集]

こんちは

思ったより多い気がします>7人。
もっとも、やめた5人のうち太田氏は定年(だったはず)、布瀬氏もリミットギリギリでやめましたし、北村氏は今もJFLで笛を吹いています。
となるとリミット前にやめたのは深沢と小川も2人だけ。
なかなか率としてはいいのではないでしょうか。

あとやめた人たちもいろいろですね。
菊地・大野・田中はマッチコミッショナーをやってますし、松崎・小幡は要職についてます。
  1. 2006/11/30(木) 21:33:55 |
  2. URL |
  3. 通りすがり #tHX44QXM
  4. [ 編集]

梅本さんは

大阪で3級に降格されて、高校生たちと一緒に走っていますよ。
生涯現役審判を貫きたいそうです。
  1. 2006/11/30(木) 21:52:38 |
  2. URL |
  3. pika #n64RtCaA
  4. [ 編集]

梅本氏

梅本氏は生涯現役審判を貫きつつ
確か将来の1級を育てるために関西で
インストラクターもされているはずですよ!
  1. 2006/12/01(金) 00:07:41 |
  2. URL |
  3. double take #nlPMniqQ
  4. [ 編集]

→Tomoさん

コメントありがとうございます。

プロ(選手、審判ともに)を続けていくことは大変ですが、本業を持ち
ながらアマチュアで続けていくのも大変なことだと思います。

頭が下がります。
  1. 2006/12/01(金) 13:12:54 |
  2. URL |
  3. ミハイロビッチ♂ #-
  4. [ 編集]

→通りすがりさん

コメントありがとうございます。

確かに全体として継続率は高いですね。

もっとも、リーグの草創期には、審判員の層も厚くなかったはずで(そうい
えばモットラムとかアルマンド・ペレス・オヨスとか、外国人審判も招聘し
ていましたね)、これから層が厚くなって、競争が激化すれば、継続率に
変化が出てくるかもしれません。
  1. 2006/12/01(金) 13:23:30 |
  2. URL |
  3. ミハイロビッチ♂ #-
  4. [ 編集]

→pikaさん

コメントありがとうございます。
貴重な情報もありがとうございます。

彼なりの生き様が出ていますね。

私は(このブログでは出さないようにしていますが、)グランパスファンなのですが、
ストイコビッチとの相性という点で、不思議と彼は印象に残っています。今となっては
いい思い出ですが。
  1. 2006/12/01(金) 13:28:12 |
  2. URL |
  3. ミハイロビッチ♂ #-
  4. [ 編集]

→double takeさん

コメントありがとうございます。

全国的な表舞台には出てこなくとも、関西の審判界(←こんな言葉ある
のかな)では重要な役割を果たしているのでしょうね。

そういう立場の方が増えてくれば、将来的には審判の層が厚くなり、それ
にともなってレベルアップも実現する可能性が高くなるのかなという気がし
ます。
  1. 2006/12/01(金) 13:32:25 |
  2. URL |
  3. ミハイロビッチ♂ #-
  4. [ 編集]

はじめましてこんにちは

ご訪問ありがとうございます
履歴から遊びに来ました
審判ですか〜
今季は東京V戦の
2度のPKやり直しが
一番印象にあるな
  1. 2006/12/01(金) 17:43:09 |
  2. URL |
  3. YY #MLEHLkZk
  4. [ 編集]

グランパスといえば、山口慶選手のお父さんはj-awardsで表彰された副審でした。
入団直前にお父さんは引退でしたが、表彰式で
「私事ですが来年からあるjリーグのチームでわたしの息子が選手としてお世話になります。」
といわれていたことをおもいだしました!
  1. 2006/12/02(土) 08:57:06 |
  2. URL |
  3. kaba #-
  4. [ 編集]

→YYさん

コメントありがとうございます。

国立での試合ですね。
あの1件はJリーグ審判をめぐるこれまでの諸々の論議の中でも、
かなり物議を醸した部類に入りますね・・・。

あのときの担当主審はJリーグで最も若い主審なので、将来の
成長に期待をかけたいところです。
  1. 2006/12/02(土) 12:03:37 |
  2. URL |
  3. ミハイロビッチ♂ #-
  4. [ 編集]

→kabaさん

こめんとありがとうございます。

そうなんですか! 山口慶の父上が!

しかもj-awardsで表彰されたとは、大したものですね。入れ替わり
ということで、親子で同時にピッチには立っていないというのは残念
な気もします。

もっとも、血縁者がいるチームの試合の審判は担当しないという規定
があるかもしれませんが。
  1. 2006/12/02(土) 12:07:25 |
  2. URL |
  3. ミハイロビッチ♂ #-
  4. [ 編集]

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●サッカーとプリンをこよなく愛する

●「ヒデ」といえば中田英寿ではなく橋本英郎

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